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  • 【うきは市】 フルーツ王国、ワーケーション誘致への挑戦。vol.2

    WORKATION

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  • HOnProマガジンでは、ニューノーマルな働き方の一つであるワーケーションについて、受け入れ先である各自治体の魅力や、そこでの新しいライフスタイルをイメージしていただけるような情報をお届けしています。前回うきは市のワーケーション誘致の経緯や現状をお伝えしましたが、今回はより具体的にうきは市でワーケーションを検討する方に向けた情報をご紹介します。お話を伺うのは引き続き、うきは市都市計画準備課の大久保さんです。

    ワーケーション先としての、うきは市のお勧めポイント。

    ワーケーション先を検討する際に確認したいのが、宿泊施設・仕事環境・余暇の充実度ではないでしょうか。「うきは市は、温泉旅館やゲストハウス、1棟貸し古民家、キャンプ・グランピング施設など、宿泊の選択肢が広いのが強みです。また仕事面ではこうした宿泊施設でのワーケーションプランに加え、魅力的なコワーキングスペースもあります。オフは、森林セラピーやカヌーなどの自然体験型アクティビティーに、いちご、ぶどう、梨など年間を通して楽しめる様々なフルーツ狩りもお勧め。地元食材を堪能できる飲食店や写真映えする観光スポットも数多くあります」。こうした地域資源を組み合わせて体験することで、うきは市ならではのストーリーに触れながらワーケーションをすることができるんですね。

    筑後川温泉と菜の花

    1年を通してフルーツ狩りが楽しめるうきは市。8月は梨狩りのハイシーズンです!

    ワーク拠点①「FLATFORM UKIHA」

    では改めて編集部より、うきは市にあるコワーキングスペースの中から注目の2拠点をご紹介します。まずは古民家を改修した「FLATFORM UKIHA」。民間運営によるコワーキングスペース&シェアオフィスです。1日単位のドロップインが月契約で利用でき、フリーアドレス席と、月契約の場合は固定席を選べるプランもあります。定員は30名。企業で働く方やフリーランスワーカーのサテライトオフィスやリモートワーク拠点としての利用はもちろん、カフェバーやキッチンスペースを使った各種イベント開催も可能。ここに来ればうきは市内の情報も集まるため、職種や世代を超えた交流の場になっているようです。まさに「最強の古民家」ですね!
    【FLATFORM UKIHA】
    〒839-1402 福岡県うきは市浮羽町浮羽756
    営業時間:7時〜22時
    HP:https://flat-ukiha.com/

    古民家を改修したコワーキングスペース「FLATFORM UKIHA」

    ワーク拠点②「鏡田屋敷(かがみだやしき)」

    続いては、市の指定文化財「鏡田屋敷」。幕末から現存する風情ある白壁のお屋敷がリノベーションされ、コワーキングスペースとして再生、今年度より指定管理者による運営が開始されました。鏡田屋敷を拠点に地域の方の学び合いであったり、うきは市を盛り上げるための事業を起こす場所としての活用が望めます。また、仕事場としての利用のほか、飲食や宿泊等、様々な用途で利用できる施設として、新たな賑わいが生まれることが期待されています。
    取材時は緊急事態宣言中で閉鎖しており残念ながら中を見ることはできませんでしたが、ワーク+ステイの滞在拠点として、非常に魅力的な施設だそうです。機会があればぜひ利用してみたいです!
    【鏡田屋敷】
    〒839-1321福岡県うきは市吉井町若宮113-1
    営業時間:11時〜16時30分
    HP:https://ukiha-kagamidayashiki.com/

    市指定文化財の歴史的建造物「鏡田屋敷」

    移住ニーズの受け入れ態勢から見える、うきは市の今後。

    ワーケーションをきっかけに、移住のニーズが生まれることもあるでしょう。市は「空き家バンク制度」や、最長1年間の移住体験ができるお試しハウス「うきは百年邸」を通して、移住検討者と地域のマッチングをサポートしています。一方では課題も残ります。地域で就ける職種が少ないことから、現時点では、移住とセットで自ら事業を立ち上げなければならないケースが多いのです。とはいえ、創業数自体は上昇傾向にあり、行政の手厚いサポートも感じられます。また、市は工業団地を造成して企業誘致の土台作りも進めており、現在市内5カ所で20社弱の企業に活用してもらっているそうです。同時に、統廃合に伴って閉校した小学校などの遊休施設の売却や賃貸も進めているとのことで、こうした場を通して新たな雇用が生まれれば、ワーケーションから移住への動きもさらにスムーズになりそうです。

    移住体験ができるお試しハウス「うきは百年邸」

    ワーケーションを検討されている方へ。

    最後に、大久保さんからメッセージをいただきました。「ワーケーションで訪れる方の多くは、うきは市がこれほど素晴らしいところだとは思いませんでした!と驚かれます。それだけ魅力的な地域資源がありながら、人々が必要とする情報を訴求しきれていないんですね。しかし、現地に来ていただきさえすれば、きっと多くの発見や感動を得ていただけるという思いもあります。うきは市は、個人から企業合宿まで幅広いワーケーションの受け入れ実績がありますので、ニーズや目的に合わせたご提案も可能です。ご検討の際はぜひ、うきは市都市計画準備課までご一報ください」。
    取材を通してうきは市は、ワーケーション先を選ぶ際に最初の壁となる「いかに仕事をするか?」の敷居は低い環境だと感じました。公共交通機関で行きづらい場所もあるため、車で訪れるとより豊かな時間が過ごせそうです。HOnProでは、皆さんのワーケーションライフがより充実したものになるよう、今後も様々な自治体へお邪魔します。また次回、お楽しみに。

    ※この記事内容は公開日時点での情報です。

    左から株式会社アドバンス 山本、うきは市都市計画準備課 熊懐さん、うきは市都市計画準備課 大久保さん, うきは市都市計画準備課 緒方さん、株式会社アドバンス 石井

    author
    HONPROmag編集部

    「HONPROmag」の運営会社 株式会社ホンプロのメンバーが編集部員となり、地方モデルによるディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)が溢れる社会実現を目指し、九州・沖縄エリアの自治体や企業の取り組み等をお届けします。