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  • 【鹿児島県 枕崎市】『かつお節』だけじゃない、枕崎の『つながりをつくる』新たなワーケーションとは? 

    WORKATION

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  • 枕崎最大のお祭りきばらん海の神事(画像提供:鹿児島県枕崎市)

    枕崎市は鹿児島県のかつお節で有名な地域です。他の地域に住んでいる人にとっては枕崎市といえばかつお節というくらいで、他のイメージが湧かないかもしれません。しかし、枕崎市は一般社団法人地域商社まくらざきと「移住・交流推進及び関係人口拡大に関するパートナーシップ協定」を締結し、新たなアプローチでワーケーション事業に力を入れています。ワーケーションの実施場所を探している方にとって、枕崎市は大きな魅力が溢れています。今回は枕崎市と地域商社まくらざきが取り組むワーケーションについてご紹介します。

    月に一度行われる朝市(画像提供:鹿児島県枕崎市)

    枕崎市はつながりを広げるワーケーション事業が活発

    枕崎市で斬新かつ特徴的なのは、つながりを広げるアプローチでワーケーション事業が進められていることです。

    多くの地域ではワーケーションの取り組みとして、地元の産業や自然を積極的に打ち出しています。枕崎市ではチャレンジ精神を持ち、伝統だけに縛られない新しい取り組みに踏み出してきました。しかし、枕崎市で有名なカツオを代表とする漁業の魅力を打ち出すだけでは、なかなかワーケーションを通して移住に至る人が出てこないでしょう。そのため、枕崎市では現代のニーズを考慮して、つながりを広げることから始めて、田舎の良さを実感してもらう流れを作り上げてきています。

    例えば、枕崎市ではさとのば大学」のスタディーツアー「Learning Journey」による地域共創のプログラムに手を挙げて、高校生世代との接点を増やす取り組みをしました。また、他の地域の人たちと交流することを通して新規事業を開発する取り組みも行うなど、年齢を問わずにコミュニケーションを取ろうという姿勢を持っているのが枕崎市のワーケーション戦略の特徴です。

    インターンシップでの魚の水揚げの見学(画像提供:鹿児島県枕崎市)

    枕崎市の画期的なワーケーション施設

    地域商社まくらざきにおいては、インターンシップにも手を広げています。2023年夏には地方に興味関心を持っている7名の大学生に泊まり込みで2週間滞在する地域課題解決型インターンシップを行い、枕崎との接点を作る取り組みもしています。また、親子ワーケーションも積極的に展開していて、地域を訪れてくれた人との深いつながりを築き上げることに力を注いでいます。子育て中の家庭でも、親子揃って自然に触れられるチャンスがあるのが魅力です。

     地域商社まくらざきのワーケーションの取り組みの中で生まれた2つの施設が枕崎市でのワーケーションとして重要な拠点となっています。

    1つ目の施設Camping Office osoto Makurazaki」は、地域商社まくらざきによって運営されているコワーキングスペースです。株式会社スノーピークビジネスソリューションズは本社が愛知県岡崎市にあり、キャンプギアのスノーピークと組み、室内にテントやキャンプ用のテーブルや椅子を用いた非日常感のあるコワーキングスペースのシェアリングサービスを提供しています。開放的なワーキングスペースと半個室ブースが完備されているだけでなく、芝生を敷いた屋外エリアも自由に利用できます。枕崎駅から徒歩5分の好立地にあり、斬新なアイディアで生み出されたコワーキングスペースとしてワーケーションで人気の施設です。

    OSOTOでのインターンシップの様子(画像提供:鹿児島県枕崎市)

    OSOTOで行われた枕崎会議(画像提供:鹿児島県枕崎市)

    2つ目の施設が枕崎市でのワーケーションの滞在先として人気の高い「ゲストハウスKoToKoTo」です。ゲストハウスKoToKoToは、市街地の9割が焦土となった昭和20年7月29日の枕崎空襲襲で奇跡的に戦災を免れた、築100年の古民家をリノベーションした施設です。「個と個を紡ぐ空間を提供し、幸せを紡いでいく」ことをモットーに枕崎に来ていただいた方と地域の方が出会い、新しいつながりが生まれるゲストハウスで、ドミトリーも個室も利用できます。夏休みのシーズンには観光客も訪れていて、多くの方にご利用いただいている人気のゲストハウスです。1泊4,000円前後で過ごせるため、ワーケーションとしてとてもリーズナブルな滞在場所となっています。共用ラウンジでさまざまな人とコミュニケーションを取れます。Wi-Fiも無料で完備されているので、仕事をしながら枕崎市の地域住民や関係人口と出会って話をするのにうってつけの施設です。

    2023年1月にゲストハウスオープニングイベントとして実施したマルシェ(画像提供:鹿児島県枕崎市)

    枕崎市のワーケーションの立役者

    枕崎市ではワーケーションを大きく進展させた立役者がいます。実は枕崎市が進めていたワーケーションの取り組みはあまり順調ではありませんでした。しかし、埼玉県出身で、東京都でIT企業の営業職で働いてきた地域おこし協力隊の大橋氏が地域商社まくらざきでワーケーションに取り組む中で活路を切り開くことができました。大橋氏は東京首都圏で培ってきたつながりを生かして枕崎市への集客に取り組むと同時に、好きになってもらうためのまちづくり、住み続けてもらうまちづくりを推進してきました。枕崎市では移住してくる人も多くはなく、関係人口も積極的に住もうという動きがない状況でした。大橋氏がIT営業で培ったノウハウと人脈を生かしてテコ入れをしたことにより、キャンピングオフィスやゲストハウスが充実して枕崎市のワーケーション事業が進むようになっています。

    ワーケーションの今後の展望

    枕崎市のワーケーション戦略は、今後も積極的にチャレンジをしていく方針が立てられています。2023年度に本格化したワーケーションの取り組みが結果につながっていることを受けて、人とのつながりを大切にするワーケーション事業を今後も続ける方向性になっています。枕崎市としては「さとのば大学」に対する取り組みだけでなく、かつお節や焼酎などの伝統事業を大切にして田舎体験をしてもらいたいという想いも持っており、その入口としてワーケーションを重視しています。また、リモートワークが全国的に増えている影響を受けて、コワーキングスペース等の施設整備のニーズ対応も進めております。枕崎市としても地域商社まくらざきが運営するCamping Office osoto MakurazakiゲストハウスKoToKoToのようなワーケーションに適した施設を積極的にアピールしていきたいと考え、ワーケーション事業を推進しています。

     枕崎市は、ワーケーションをする上で充実した環境と、新しいつながりを見出せる特性を兼ね備えています。ワーケーションを通して、田舎暮らしや移住先、他拠点居住先をお探しの方にとって、とても魅力的な枕崎市。人とのつながりを大切にするワーケーションーー― 枕崎から産まれる新たなつながり等、今後の枕崎のワーケーションの取り組み展開が楽しみです。

    きばらん海フィナーレを飾る九州で最大級の3尺玉(画像提供:鹿児島県枕崎市)

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    HONPROmag編集部

    「HONPROmag」の運営会社 株式会社ホンプロのメンバーが編集部員となり、地方モデルによるディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)が溢れる社会実現を目指し、九州・沖縄エリアの自治体や企業の取り組み等をお届けします。