【HOOD天神】コワーキングスペースで、自分を見つめ直す。『九州・沖縄のコワーキングスペース探訪記vol.1』
WORKATION- SHARE
目次
ここ数年、テレワークやワーケーションなど場所や時間にとらわれない働き⽅が注⽬されていま す。HOnProでは、これから新しい働き⽅に挑戦する企業やそこで働く⼈々の後押しをするため、 『九州・沖縄のコワーキングスペース探訪記』を連載していきます。九州・沖縄で魅⼒的なコワ ーキングスペースを運営されている企業・団体とその施設を独⾃の視点で取材、多様な働き⽅と 魅⼒を発信します。第1回⽬は、HOOD(フッド)天神の運営会社である、株式会社スマートデ ザインアソシエーション(以下、SDA)のコミュニティマネージャー脇⼭さんにお話を伺いまし た。
天神の中心地にある隠れ家的コワーキングスペース。
福岡市天神のにぎわいの中心にありながら、静謐(せいひつ)な空気が流れる水鏡天満宮。HOOD天神はそのすぐお隣のビルを半地下へと降りた先にあります。ドアを開けると柔らかなライティングが目に優しく、落ち着いて仕事ができそうな雰囲気。フリーアドレスで、1日単位のドロップインと月額プランが選択できます。スタッフは脇山さんを筆頭に皆さんとてもアットホームです。
コンセプトは、『つながる・はじめる・つくりだす』。
HOOD天神は、西日本鉄道株式会社(以下、西鉄)の保有物件のバリューアップと空き区画の有効活用を目的に、2016年に誕生しました。西鉄とSDAの共同運営でスタートし、現在はSDAが運営母体に。単に働く場所の提供だけではなく、ここから街で活躍していけるプレイヤーを輩出したい、共に新たなプロジェクトをつくっていきたいという思いのもと活動されています。
「働く」だけではない、多彩な活用の場。
HOOD天神をサテライト・オフィスとして利用されているのはお1人のみで、利用者のほとんどがフリーランス(2021年5月現在)。業種もイラストレーターやWebエンジニア、投資講師など多様です。そしてその多くが仕事以外の活動の場としても利用されているのが大きな特徴です。会員同士のコミュニティも濃厚で、コロナ禍になる前は月に1度のランチ会や、会員の人となりがわかるようなワークショップイベントも共同企画・開催されていたそうです。
交流することで働き方の幅も広がる。
「自分の人生を探索したい」「働き方をもう一度見つめ直したい」という方の第一歩となる場所でありたいーー。2021年はオフィスの拡張リニューアルを実施、気持ちを新たにしたと脇山さん。必ずしも日々の業務をメインとした利用ではなく、人々と交流する中で幅広く視野を広げたり、日常業務の隙間にある余白から新たなサービスを発想したり、チームビルディングが生まれるきっかけになれば、と思いを語ります。
HOOD天神の利用を考えている方へ。
人と出会い対話することは、知力が混じり合い新しい気付きを得るだけでなく、自分自身への問いも生まれます。こうしたHOOD天神の特色は、キャリアアップを模索したり分岐点を迎えている方にとって、非常にマッチするのではないでしょうか。
また今後はSDAが運営するメディア「福岡移住計画」の活動拠点として、九州エリアの情報発信も行っていきたいとのこと。九州外の利用者が「九州で暮らしていくこと」を肌で体感できる場としても期待できそうです。
まとめ
取材を通して、「人と人をつなぐ場所でありたい。新たな気付きが得られるきっかけを作りたい」という脇山さんの熱い思いが伝わってきました。HOOD天神を活用して、組織人としてではない「自分は何者か」という原点、そして個人としての価値やミッションを改めて見つめ直してみてはいかがでしょうか。
※この記事内容は公開日時点での情報です。