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SUP(サップ)で海上ミーティング?!これからの働き方のスタイルを考える。

WORKATION

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  • 梅雨空の雨は午前中に止んで、雲の合間から少しだけ夕陽が差し、南西から穏やかな風が吹く。僕たちは以前から計画していたSUPでの海上ミーティングに繰り出した。

    初めてのSUP(サップ)体験

    前段から格好をつけて書きはじめたが、弊社(アドバンス)メンバーは僕を含めて全員この日が初SUP。福岡市の繁華街・天神から地下鉄・JR筑肥線に乗って約20分。今宿駅で下車し徒歩約5分のところにあるKaoi Surf(カオイサーフ)さんで道具一式をレンタルして、今津湾ではじめてのSUPに挑むことに。さて、海上ミーティングのお相手は株式会社スマートデザインアソシエーション(以下、SDA)代表の須賀さん。かねて意気投合し今後ビジネス面でさまざまな連携を図るべく、まずは何をやるかより共通の体験を通してお互いの価値観を共有することからはじめようと、今回の企画に至ったのだった。

    海に入る前には入念な準備運動。それからボード上で、バランスの取り方や姿勢・パドルの使い方などひととおりのレクチャーを受け、いざ海原へ。

    360度に拡がる絶景

    海はベタ凪になって水面はとても穏やか。SUPボードは想像以上に浮力があって安定しており、素人の僕らでも10分ほど漕いで(浮いて)いるうちに少しずつ辺りを見廻せるくらいの余裕がでてくる。気がつくと海辺の建物も小さくなっていて岸から200〜300mは離れたであろうか。沖の方に目を向けると能古島、海上西側には糸島半島、東側には福岡タワーや福岡市内の街並み。振り返って陸の方には高祖山・叶岳・雷山など、糸島を代表する山々が遠くに見える。ここの湾内には堤防などの人工物がほとんどない。そのためこの湾の中心までやってくると、視界が開けて360度に絶景が拡がる。長いこと福岡に住んでいるけれど全く知らなかった。これほど壮大な景色が身近にあるなんて。一旦、ボードを漕ぐ手を止めて小休止。ボードの上に仰向けになって空を眺めながら波の揺らぎに身をまかせてみる。心地よい疲れから「はあ〜」というため息が漏れる。そのあと皆揃って口を衝いて出る言葉は「最っ高…。」

    さあ、海上ミーティング!

    さてと、たっぷりとこの空間と時間を満喫し、いよいよ海上でのミーティングに。よくよく考えると、重要な話をするにあたってこれほどセキュアな環境はない。まず間違いなく第三者に話を聞かれることはないし、須賀さんのパドルについたGoPROを除けばデジタルツールは何にもない(もちろん僕らは海に“ドボン”のリスクがあるからカメラさえ持っていない。)。スマホやPCのない打合せっていつ以来だろうか?思い出せないくらい久しぶりである。

    肝心の打合せはというと、海上ではおそらく5分ほどの時間だったけれど、お互いの認識とこれからの方向性の確認、それから今後の取組みについて合意に至るレベルの成果が、この日にはあった。少し大袈裟かもしれないが、世界の歴史を紐解いてみても、時代を動かすような歴史的な会談はどこか象徴的な場所で行われていて、普段の会議室のような場所では行われていない気がする。話の中身も重要だけれど、どこで話をするのかもまた重要なのかもしれない。

    まとめ

    今回の海上ミーティングという試みは、日常の業務内容とは離れ過ぎていて極端なケースという印象を与えるだろう。しかし、普段とは異なる場所で同じ体験を共有することによって、人と人の心の距離はグッと近づき、その後の合意形成がスムーズになることは少なくない。最近ではこのような効果を狙ってか、チームビルディングのワークショップをキャンプ場などのアウトドア施設で行う企業が徐々に増えている。まずは何ごとにもトライしてみること。そうすると思わぬ形で一歩先の未来が見えてくる。そのような気づきがあった海上ミーティングという名のSUP体験であった。※海上ミーティングを実施する際は安全には十分に気を配りましょう。

    author
    伴 芳夫
    特定社会保険労務士・行政書士・法学修士(九州大学大学院法学府法政理論専攻)
    福岡地場鉄道会社で営業などに従事した後、社会保険労務士資格を取得し現在の社会保険労務士法人アドバンスに入所。2015年より同法人代表に就任。2014年に株式会社アドバンスを設立し代表取締役に。
    法律専門職としての強みを活かしつつ、働く人がワクワクするような企画を立案し実行することが人生のミッション。三度の飯より珈琲が好きなコーヒーラバーで、趣味のキャンプでコーヒーを味わうことが、何よりも至福の時。
    JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー。