AI時代のビジネスパーソンに必要な「発想力」をつけるためのヒント
COLUMN- SHARE
目次
人工知能などのテクノロジーが進化しています。例えば、これまで人事総務部門が対応していた社員からの問合せに自動で答えてくれるAIのチャットボットのサービスが登場するなど、人事総務部門の仕事にもその影響があらわれはじめています。今後、より様々な業務がテクノロジーで代替できるようになり、その空いた時間で、人はもっとクリエイティブな仕事ができるようになると言われています。そういった時代には、これまで新規事業開発やマーケティングなど、特定の職種だけで必要とされていた「ありきたり」ではないユニークな発想やピンとくるセンスが、全ビジネスパーソンに必要なスキルになっていきそうです。では、発想力やセンスはどのようにすれば身に付くのでしょうか。
アイデア発想に必要なのはセンスじゃなくて、その方法を知っていること
「みんなが考え付かないようなことを発想するのには、特別な発想法が必要そう」、「天才肌の人じゃないと無理」と少し難しそうに思うかもしれません。しかし、1940年に書かれ不朽の名作としてベストセラーの『アイデアのつくり方』(ジェームズ・W・ヤング著)で、発想=アイデアは、自分の中にある既存の知識と知識の組合せだと説かれています。
つまり、さまざまな情報に触れ、自分の中の知識や情報を増やすことで、色々なアイデアが生まれるということなのです。
インターネットで情報収集する落とし穴、フィルターバブル
情報収集といえばインターネット、というのが当たり前の時代。ネットで検索すれば色々な情報に出合えるのではと考えますが、実はそこに落とし穴があります。インターネットやSNSは、ユーザーの閲覧履歴に基づいて表示させるコンテンツを自動で選んでいます。これまでに興味を持っていた情報が瞬時に集まる利便性がある一方、自分が好む情報ばかりが氾濫する状況になってしまうのです。
自分では多くの情報を見ている、と思っても、実は知らないところでもっといろいろなことが起きている…。その中には、知っていたらとても良いヒントになったりチャンスになるものもあるかもしれません。
思いがけない情報に出合うのに便利なツール
そこで、思いがけない情報に出合うのに便利なサービスが、書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)です。
SERENDIPは、有名企業の経営層や有識者、第一線のビジネスパーソンからヒアリングした「ビジネスパーソン」が読むべき書籍のハイライトを10分で読めるダイジェストにしてオンラインで提供しているサービスです。
ダイジェストとは、書籍の表現のみを用いて編集したコンテンツです。いわば、書店で読みどころを立ち読みしているような感覚でダイジェストを読んでいただけます。
サービスの提供は、新書、国内書籍(ベストセラー・名著)、国内書籍(新刊)、海外書籍の4種類を火曜日から金曜日まで毎日1本ずつ合計4本、配信しています。法人が利用することが多く、現在、各産業のリーディングカンパニーなど約240社超が導入しています。
ビジネスパーソン必読のさまざまなトピックをカバー。海外の書籍も日本語で
書籍の配信ジャンルは多岐にわたります。リーダーシップやマネジメント、各産業の変化の兆し、新しいビジネスモデルなど、ビジネスに関連する書籍はもちろん、知っているようで知らない日本の文化や歴史などの教養書まで幅広い中から厳選しています。
また、日本語でまだ翻訳出版されていない海外で話題の書籍も日本語のダイジェストにして配信しています。環境問題や組織マネジメントなど日本よりも海外が進んでいる分野の書籍のダイジェストを配信していて、最先端の情報を新鮮なうちに入手できると評判です。ここ3-4年は、SERENDIPユーザーのニーズもあって、英語以外にドイツ語や中国語・タイ語・インドネシア語・ポルトガル語などの書籍も扱っています。現地で流行っていても日本語訳にはまずならない、目につく機会のないような書籍もSERENDIPでは紹介しています。
配信例:リモートワークや働き方改革推進でヒントになる『超・働き方改革』
コロナ禍でリモートワークができる環境にしなければならなかったり、一方、働き方改革を推進しなければならないなど、管理部門を担当する方々は、この2年くらい、さまざまな工夫や方法をひねり出して業務にあたる必要があったのではないでしょうか。そんな状況下の人事総務部門の方々に、SERENDIPで配信した書籍ダイジェストの中でおすすめしたいのが、『「超」働き方改革』(太田 肇 著 | 筑摩書房(ちくま新書))です。
この本では、働き方改革で目指す効率化のため、共同で行う仕事を個人に任せられるものに「分ける」、職場を物理的に「分ける」といった手法を、具体的なデータや事例を交えながら提案しています。リモートワーク推進の中でオフィスのレイアウトを変更することもある総務を担当する読者の方々から、この「分け方」の概念が業務のヒントになったという声をいただいています。
このように、書籍ダイジェストサービスSERENDIPは、業務に役立つ身近なヒントから、今後、仕事で起こりそうな変化やトレンドなど大きな視点のトピックまで、ビジネスパーソンが押さえておくべきコトやまだ気づいていなかった情報を、座っていながら得られる効率的なツールです。
※この記事内容は公開日時点での情報です。