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  • 【株式会社西日本新聞社】オフサイト研修型ワーケーションでチームビルディング『九州・沖縄企業の取組み事例vol.3』

    CASE

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  • オフィス内での社内研修が一般的な中、株式会社西日本新聞社では、新入社員研修の一環として福岡県福岡市西区の体験型グランピング場「唐泊VILLAGE」でオフサイト研修型ワーケーションを実施。グランピング場を利用したワーケーションスタイルの研修はどのようなものになったのかご紹介します。

    室内より屋外、なおかつ同期との仲が深まる研修を目指す

    まずはテントの設営からスタート

    2021年4月入社の新入社員は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、内定が出てから4月1日の入社式まで、一度も同期全員対面で集合したことがありませんでした。そのような状況下でも同期入社の仲間をよく知り、交流を深めるために、従来の会議室で座って話を聞くだけの受け身な研修ではなく、できるだけ体や口を動かす研修を多く取り入れようと考えていました。ただし、感染対策は十分に注意を払わなければいけなかったので、室内よりは屋外で、と考えた時に出てきた案の1つが自社が共同運営するグランピング場「唐泊VILLAGE」での研修でした。
    新入社員に対して自分が入社した会社が関わる事業を肌で体感しつつ、食事やテントの設営など一緒に作業を行う過程で同期同士仲も深めることが出来て一石二鳥だと考え、試験実施に至りました。

    「唐泊VILLAGE」内だけではない、地域への学びを深める研修

    大きなテントに集まり、研修を実施

    「唐泊VILLAGE」だけで完結する研修ではなく、地域をよりよくするために尽力する自社に入社したからには、どのような地域があって、どのような課題を抱えているのか知ってほしいと考え、福岡市西区の北崎地区とその周辺について学びを深める研修としました。北崎公民館に足を運び自治会長のお話を聞かせてもらったり、「唐泊VILLAGE」に北崎地区、糸島地区をそれぞれ担当している自社の記者を招いて交流の機会を設けたり、地域と関わっていくことはどういうことなのかを間近で感じてもらいました。

    仲間との協力、役割分担。オフサイト研修はチームビルディングの要素も大きい

    食事の準備をする様子

    「唐泊VILLAGE」は、通常の宿泊施設とは違い、自分たちでやるべきことが沢山あります。もちろん食材や飲み物、皿や調理器具等の準備も全て整い、施設のサポートもありますが、指示されるわけではないので、自分たちで作業を進めなければいけません。この作業自体、チームビルディングの要素が大きく、参加者は自分たちが寝るためのテントを建て、夕食のサラダ作りやバーベキューの準備、早朝のビーチクリーンなど、仲間と協力して役割分担と手順を考えながら取り組んでいました。その過程で、それぞれの個性や役回りが見えてきたことも今回の研修での大きな収穫となりました。

    余裕あるスケジュールと振り返りの時間も大切

    役割を分担して作業を進める

    日常とは違う場所に身を置き、1日共に過ごすことで素の部分を垣間見ることができたように感じます。「この人は同世代の人の前だとこういう表情をするんだな」とか「この人はよくこういう細かいところに気付くな」とか「人を楽しそうなことに巻き込むのが上手な人だな」…などなど。
    課題点は、思いのほか体力を消耗するということです。楽しいことばかりだから大丈夫だろうとプログラムを詰め込みすぎたために、少しタイトなスケジュールになってしまいました。もう少し余白を持っていた方がスムーズに進行したのではと感じます。もう1つは振り返りの時間は必須、ということ。研修において当たり前のことですが、「楽しかったね」という思い出が先行してしまいがちなプログラムの場合は、最後にしっかりと何のための研修だったのか、何を学んだのかを振り返り、認識させることが大事だと感じました。
    参加者は、すでに配属等でそれぞれ違う場所で働いていますが、誰かが悩んでいる時には今回培った「同期の絆」で、助け合って乗り越えてくれたらと思います。若い世代に限らず、メンタルヘルスケアは重要です。「唐泊VILLAGE」では、業務や社内の立場を離れ、共同作業する過程で、参加者同士のコミュニケーションを深化させることができました。今後は階層別研修やグループ会社も含めた研修などでの利用も検討していきます。

    ワーケーション制度の導入など、今後の展開や検討課題

    唐泊VILLAGEで見える夕暮れ風景

    ワーケーションについては、従業員からやってみたいとの声が出ていますが、制度化が具体化しているわけではありません。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言等で、2020年から在宅勤務を危機回避的に実施していますが、業務効率が上がったのか、コミュニケーションや労働時間管理の面で問題がなかったか検証する必要性を感じているのが現状です。同社には従業員が最大21日間の休暇を取得し、自分でテーマを設定して研修をおこなう自己啓発型の研修制度があります。この制度に関しては長期間、業務から離れるのが難しく取得しにくいという声もあるので、ワーケーション制度にアレンジすることでより取得しやすくなるよう工夫することも考えられます。今後自社においてどのような業務がワーケーションに向いているのか、会社と従業員、双方にどのようなメリットがあるのか把握したうえで、制度導入を検討する必要があると考えております。

    ※この記事内容は公開日時点での情報です。

    取材先企業
    株式会社西日本新聞社

    所在地:福岡県福岡市中央区天神1-4-1

    URL:https://c.nishinippon.co.jp/

    author
    HONPROmag編集部

    「HONPROmag」の運営会社 株式会社ホンプロのメンバーが編集部員となり、地方モデルによるディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)が溢れる社会実現を目指し、九州・沖縄エリアの自治体や企業の取り組み等をお届けします。