自治体でお試し移住体験|人気の無料・温泉・お子様連れ・ワーケーション・職業体験
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目次
移住に興味があっても、「本当に自分に合う場所なのか?」「実際の生活はどんな感じなんだろう?」と迷う人は多いものです。そんなときに役立つのが「お試し移住体験」です。
自治体が用意した住宅やプログラムを活用すれば、観光では見えない“暮らしのリアル”を気軽に体験できます。
最近は無料プランや温泉付き、お子様連れ想定、職業体験ができるものなど、選択肢もますます充実しています。
この記事では、ジャンル別に全国の注目プログラムをわかりやすく紹介しています。
1. 【ジャンル別】お試し移住体験&プログラム
「お試し移住体験」といっても、自治体ごとに特徴や得意分野はさまざま。
ここからは人気の「無料」「温泉」「お子様連れ(家族)」「ワーケーション」「職業体験」といったジャンルごとに、全国で注目の自治体プランをピックアップしてご紹介します。
自分や家族の目的・ライフスタイルに合わせて、ぜひ参考にしてください。
1-1.お試し移住体験×無料
「まずは費用をかけずに移住体験してみたい」という方におすすめなのが、無料で利用できるお試し住宅や体験プラン。
家賃や宿泊費がゼロなら、気軽にチャレンジしやすいのが魅力です。主要家電はあっても、寝具や消耗品などの準備はご自身で用意することが多いようです。また、食費や交通費なども別途必要となります。
条件面は自治体ごとに内容が異なるので、最新情報を必ず公式サイトで確認しましょう。
1.大分県大分市
- 利用料無料~安価で一泊二日~1ヶ月までお試し滞在ができる施設が複数あり。
- 都合に応じて、周辺の雰囲気など“住む目線”をじっくり体験できる。
■公式サイト:大分県移住ポータルサイト
2.岐阜県揖斐川町
- 無料で5日以上30日以内で利用OK。家具・家電完備で生活体験に最適。
■公式サイト:岐阜県揖斐川町公式HP
3.京都府福知山市
- 最長1年間使用可能!最初の3か月間は使用料無料。必要な主要家電付きのファミリーでも十分な広さの住宅を用意。
■公式サイト:京都|丹波 福知山移住 FUKUFUKU LIFE
4.青森県十和田市
- 2泊3日以上、9泊10日以内で無料で利用可能。生活に必要な主要家電もあり。
■公式サイト:お試し移住体験 南阿蘇村移住サイト
5.宮城県石巻市
- 最大7泊8日の滞在費が無料。移住コンシェルジュが窓口となっており、ガイドが受けられます。
■公式サイト:お試し移住 | いしのまきを選ぶ|石巻市移住定住サイト
1-2. お試し移住体験×温泉
「温泉がある土地でのんびり暮らしたい」「毎日の疲れを癒やしながら地域を体験したい」――そのような方には、温泉地の体験住宅プランがおすすめです。
住宅内やすぐ近くで本格的な温泉が楽しめる自治体があり、“温泉ぐらし”を試してみたい人にはぴったり。普段の生活動線に温泉があるという特別感が日常になる移住体験ができるのがポイントです。
1.兵庫県新温泉町「いなか暮らし体験住宅」
- 湯村温泉街の中心にある住宅で、自宅の蛇口から源泉かけ流し温泉が楽しめる本格仕様。
- 生活拠点と温泉を同時に体験できる貴重なプラン。
■公式サイト:住まい – 新温泉町 移住定住ナビ
2.栃木県大田原市「ゆーゆーキャビン」
- 自然公園内の温泉付きログキャビンで移住体験。四季折々の自然と温泉を一度に味わえる。
- ファミリーや長期滞在にも人気のプラン。
■公式サイト:移住体験施設 / 大田原市移住・定住交流サロン
3.石川県加賀市
- 加賀温泉郷が生活圏内にあり、地域の温泉文化を味わいながら滞在できる住宅。
- 徒歩圏にカフェやコワーキングスペースもあり、生活・仕事・温泉をバランス良く体験可能。
■公式サイト:石川県加賀市のお試し住宅で地方移住を体験する。 | 加賀でかがやく
4.北海道登別市「ちょっと暮らし」
- 温泉地区に滞在しながら、1週間から数か月の暮らしを体験できる。
- 電子申請で申込可能で、家具・家電などが整備されている。
■公式サイト:登別市移住体験(ちょっと暮らし)をしてみませんか | 登別市
1-3.お試し移住体験×お子様連れ・家族
「子どもと一緒に新しい土地で暮らせるか心配」「家族で移住したいけど、子育て環境が気になる」――そんな方には、子連れやファミリー向けに対応している移住体験住宅がおすすめです。
保育園や学校、医療機関、近隣の公園など、実際の生活動線を家族で確認できるのがポイント。
家族みんなで地域の雰囲気やサポート体制を肌で感じることができます。
1.山梨県北杜市「移住定住お試し住宅」
- 最大7泊8日まで無料で利用可能なお試し住宅。市による子育て支援住宅の優先制度もあり、子育て世帯が暮らしやすい環境が整えられています。
■公式サイト:移住定住お試し住宅 – 山梨県北杜市公式サイト
2.福岡県玄界島「親子離島体験留学」
- 島の学校での給食体験や教室参加を含む、親子向け自然体験プログラム。
- 宿泊型(一泊二日〜)と日帰り型があり、2024年から実施されている。
■公式サイト:ようこそ玄界島へ | 玄界島
3.高知県室戸市「家族+ペットと共に田舎暮らし体験」
- 一人でも家族でも利用可能。珍しいペット可の住宅もあり、最大27泊できる。
■公式サイト:移住体験住宅 | むろとに住んでみる? | 室戸市移住定住ポータルサイト 室戸に移住!田舎暮らし情報館
4.佐賀県基山町「トカイナカ暮らし体験」
- 賃借料無料で14日以内で利用が可能。福岡へ通勤しながらのびのびと育児ができるお試し居住が可能。
■公式サイト:基山ワンダー移住
1-4.お試し移住体験×ワーケーション
「仕事しながら自然も楽しみたい」「地域へ長めに滞在して暮らしと仕事のバランスを試したい」――そのような方には、ワーケーション(テレワーク)対応のお試し移住体験住宅がおすすめです。
自治体が提供する宿泊施設では、Wi‑Fiやコワーキング拠点、テレワーク向け設備が整っていて、仕事と余暇の両立が可能です。
1. 新潟県長岡市「お試し住宅✕ワーケーション体験住宅」
- 自治体運営の体験住宅でリモートワーク設備+移住体験プログラムに参加が可能。10日間程度の滞在ができる。
■公式サイト:長岡のお試し移住|体験宿泊・ワーケーション|| 長岡市移住定住ポータルサイトー長岡のはじめ方
2. 長崎県長崎市「ながさきお試し暮らし応援事業」
- 移住体験住宅+サテライトオフィスやコワーキング拠点利用で「ワーケーション」が可能。オンライン移住相談やLINE相談など気軽に問い合わせも可能。
■公式サイト:ながさきお試し暮らし応援事業(移住体験)
3. 鹿児島県出水市「お試し居住体験」
- 出水市へ移住を検討されている方、ワーケーションを希望される方を対象にお試し居住体験を実施。連続6泊まで宿泊費の補助を受けられます。
■公式サイト:お試し居住体験事業してみませんか?|鹿児島県出水市
1-5.お試し移住体験×職業体験
「移住したらどんな仕事があるのか不安」「地元の仕事を実際に体験してみたい」――そんな方には、職業体験付きのお試し移住プログラムがおすすめです。
農業や観光業、地元企業など、地域ならではの“働く”をリアルに体験しながら暮らせる自治体が増えています。働く現場を知ることで、移住後のミスマッチを防げるのも大きな魅力です。
1. 長野県飯田市「結いターンシップ」
- 5泊6日~の移住体験プログラム。農業、工業、福祉、IT体験まで多様な仕事体験が可能。
■公式サイト:【一部補助あり】飯田市お試し移住体験〜結いターンシップ〜
2. 福岡県朝倉市「あさ暮らしお試し居住」
- 起業、農業を考えている。空き家や学校の情報を知りたいなど事前に希望を伺いオーダーメイドで案内をしている。地域イベントへの参加が必須。
■公式サイト:オーダーメイド型移住体験ができる あさ暮らしお試し生活をしてみませんか
3. 岐阜県下呂市「ふるさとワーキングホリデー」
- 全国屈指の温泉地・下呂市内の地域に2週間程度滞在し、農業・産業・まちづくり・観光等での職業体験と生活体験がセットになったプログラム。
- 「仕事体験+地域での生活」を通じて、移住後のリアルな暮らしをシミュレーションできる。
■公式サイト:【岐阜県下呂市】ふるさとワーキングホリデー[参加者募集]
2.よくある質問
Q. どのような費用がかかりますか?
A. 無料体験住宅でも、光熱費や消耗品、寝具レンタル、清掃費など実費が必要な場合があります。また、食費・交通費・体験プログラムの参加費も別途かかることが多いです。
費用の詳細や必要な持ち物は、必ず自治体の公式サイトで確認し、不明点は事前にお問い合わせましょう。
Q. 車がないと生活できませんか?
A. 田舎や山間部では車が必須な地域も多いです。現地の交通手段(バスやレンタカー等)を事前に確認しましょう。
Q. 利用後、必ず移住しないといけませんか?
A. 体験住宅の利用=移住義務ではありません(観光が目的ではないことを前提に“体験のみ”OK)
ですが、お試し体験後のヒアリング(アンケート)を実施している自治体が多いです。
■※ご紹介した内容は「募集終了」または「中止」している場合があります。必ず最新情報をご確認ください。
3.まとめ|観光とは違う移住生活目線を体験しよう
お試し移住体験は、観光旅行ではわからない「暮らしのリアル」を実感できる貴重な機会です。
家族やパートナーと一緒に生活し、地元のスーパーで買い物をしたり、近所を散歩したり、地元の人たちと交流したりと、ネットやパンフレットでは得られない、日常の風景や地域の空気感にじかに触れられます。
「気になった地域を、まずは一度体験してみる」ことが、理想の移住先と出会ういちばんの近道です。
自分に合ったプログラムを選んで、少しだけ“その土地で暮らす自分”をお試ししてみませんか?
実際に体験してみることで、移住へのハードルがグッと下がり、新しい一歩を踏み出すきっかけになるはずです。